価値を”漆塗り”のように重ねていく

今日は、資料のクオリティを効率よく上げながら、スピーディーに資料を作成していくための方法論をご紹介します。

 

「方法論」というと大げさに聞こえますね。実は、そんな大層なものでもないです。私は誰に教わったわけでもなく、学生の頃から自然とこうしていました。

 

大したものでもないのですが、もし資料を作るのが遅い、とご自分で思っている方は知っていると、今よりも効率的に資料が作れるようになると思います。

 

例えば、パワーポイント10枚の資料を作るとしましょう。

 

あなたは、どういう順序でその資料を作っていきますか?

 

私が思うに、一番効率が悪いのが、「一枚目から順々に、一枚一枚を完成させていく」というアプローチです。

 

会社なんかでも仕事の遅い割に、資料のクオリティの低い方がこのアプローチを取っているように思えます。

 

では、どうすればいいのか?

 

私の場合は、まず、資料の骨組みから作っていきます。

 

全体として何を伝えたいか?

一番キーになるメッセージは何か?

説得力を出すために、どんな論理構成がいいか?

 

こうした事を考えながら、ページ構成を考えていくのです。

 

手書きでノートに書くこともあれば、いきなりパワポを開いてしまう時もあります。

まあ、そこは気分ですね。

 

ただ、共通しているのが、「そのページで何を伝えたいかというメッセージを先に考える」

 

という事です。中身にどんな事を書くか、どんなグラフをつけるか、どんな図解をつけるか、そういう事は一切、考えません。

 

その作業が終わると、何も中身がないが、トップのメッセージだけが入っている空のパワポが完成します。

 

これが骨組みです。

これを眺めながら、論理が通っているか?足りないページはないか?というチェックをします。

 

そして、次が大事なのですが、「気の向いたページから中身を作っていく」という手順で進めていきます。骨組みに肉をつけていく作業になります。

 

ここで、気が向くという事は、自分の中にイメージが降りてきている証拠です。そういう状態で作成をするとサクサク進みます。

 

一方で、手が止まっちゃうようなページで、「うーん、うーん」と頭を捻るのはハッキリ言って時間の無駄なのでやめましょう。

 

気の向いたページでも、ちょっと手が止まった時点で作業をやめて、他のサクサク作業が進む

 

ページに移ります。

 

こうして作業を進めていくと、「中途半端な仕上がりのページ」が大量にできてきます。でも、それでOKです。ちょっとずつ、気分の向くページから完成度を上げていくのです。

 

マジメな人は、一枚も仕上がらずに、中途半端なページを量産している状態に気持ち悪さを感じるかもしれません。でも、こうして、チョコチョコと、1ページ1ページに価値を塗り重ねていくように作っていくのが、実は、最速でクオリティの高い資料を作るコツです。

 

私は、これを”漆塗り”アプローチと勝手に命名しています。

何回も何回も漆を塗り重ねるように、つまみ食いで資料を完成させていきます。

 

こうする事によって、

①手が止まらずにサクサクと作業が進むので気分が良い。気分が良いと「良いアイディアが降ってくる」

②しばらく放置している間に、潜在意識の中で情報が熟成されて「良いアイディアが降ってくる」

という大きなメリットがあります。

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資料作成が遅い、と自信のない方は一度試してみても良いと思います!